コンソーシアム設立の背景

自動車とスマートフォンの利用状況

スマートフォン市場は急速に拡大し、2015年には3人に1人がスマートフォンを所有すると予測されています。 そのような中で、カテゴリー別アプリ分布を調査してみると、地図/交通カテゴリーに属すのは4.5%しかありませんが、一方よく使う機能・サービスの調査では、Web、メールについで3番目に高い結果となりました。

このことは、移動に対する市場が潜在的に大きいことを示しており、移動手段の代表である車に対するアプリケーションのニーズは高いと言えます。 ナビゲーションや交通情報サービスはその代表です。

また、車内では充電が可能であるため、スマートフォン最大の泣き所であるバッテリー問題もなく、ユーザーは気にせず利用できるメリットがあります。 自動車内でのスマートフォンの利用はますます増加する事が予想されています。

スマートフォンアプリの現状

車両情報の現状

最近、車両情報を扱う機器とスマートフォンアプリの組み合わせによるビジネスの試みは海外を中心に発表されています。しかし、対象が一部のメーカーや車種に限定されたり、機器などのインターフェースが公開されていなかったりで、多くのアプリケーションベンダーは参加することが出来ずにビジネスとして成り立たない状況にあります。

これは、車両情報へのアクセスには、ドライバーと歩行者の安全を高いレベルで配慮する必要があるためと、メーカー独自の制御ノウハウが詰まっているからです。

車両情報への安全なアクセス環境の構築

新しいマーケットを創造するには、誰もが安全にまた自由に車両情報を扱える環境を整える必要があります。

目指す世界

現在ユーザーの趣向や要求は多種多様で、画一的な事柄は少なくなってきている傾向にあります。

車両情報を自由に使える存在となった全国のアプリベンダーは、こういった多種多様な要望に1つ1つ答えていくことでしょう。

また、優秀な技術者は車両情報をメーカーが思いもよらない利用をするかもしれません。

アフターパーツメーカーが販売する部品からのセンサー情報も自由に扱えるように公開すれば、それらの情報を組み合わせてさらに多くの発想をすることでしょう。

つまり、全国のアプリベンダーが参加可能な環境をととのえることは、自動車に無限の発想力を与えるのと等しいと言えます。

かつて携帯電話機が電話をする機能だけではなくなったように、自動車も移動するだけのものではない時代が来たのです。